第65回例会(2019/9/1)
9月に入り、郡山は徐々に朝夕の心地よい涼しさを感じられるようになってきました。
第65回例会は、オンライン参加の3名を含む11名での開催でした。
今日の言葉はY井さんから「授かる(授ける)」。
まずは準備スピーチ。
一人目のスピーカーはY内さんで、
スピーチタイトルは「ズナイスイカ」。
「ズナイ」とは、地元の方言で = 「大きな」という意味だそう。
母親とご近所さんの日常の一コマを切り取り、
「ズナイスイカ」についてのやりとりを
方言を全面に押し出して語る冒頭部。
これにより聴衆は一気にスピーチに引き込まれました。
都市部では恥ずかしくて田舎言葉を使えない。
田舎での標準語は窮屈で居心地が悪い。
そんな言葉の葛藤から、人前で話すことに
苦手意識を感じてきたというY内さんですが、
方言や訛りを「うまく活用してみればいいじゃないか」と
思えるようになってきたそうです。
俳優さんたちの訛りはいい味をだしている。
職場の上司が使う言葉は場を和ませ、心をわしづかみにしている。
そのような観点から、田舎言葉を
「相手との距離を縮める、笑いを誘う」力を秘めた言葉であると捉え直し、
今後は方言や訛りを解禁していきたいと
力強く語っている姿がとてもかっこよかったです。
また、標準語と方言を巧みに使い分けるだけでなく、
言葉選びや声のトーン、表情や身振り手振りも自然に加えて
豊かに表現しており、
今回のスピーチ目標である「ボーカルバラエティ」をきちんと意識した
素晴らしいスピーチでした!
二人目のスピーカーはK池さんで、
スピーチタイトルは「1から考える」。
まず意味深なタイトルに興味をそそられました。
社会では、1という基準をもとに、あらゆる「単位」によって共通認識が図られ、
物事を比較することができる。
一方で、人はつい自分と他人とを比較してしまいがちだが、
人と人とを比べるときの「1=基準」は存在するのだろうか?
という問題提起へとピーチを展開させ、
一人ひとり異なるのだから、そもそも「1」 のような基準が存在しない。
よって自分と他人とを比べることはできない。
『あなただけの1を大切にしてほしい。』
K池さんの今回のスピーチ目標はビジュアルエイズということで、
スライドを巧妙に駆使して
哲学的なメッセージを視覚にも訴えかけられる、非常に興味深いスピーチでした。
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続いてテーブルトピックス、今回は「秋」にちなんだお題です。
1.Y田さん 祭りといえば・・・本宮の手作りあふれるお祭り
2.Y井さん 秋といえば・・・虫の声
3.K木さん 食べ物といえば・・・さんま
4.佐藤さん 紅葉といえば・・・一切経山
5.千葉さん 読書といえば・・・心に残る漫画
今は夏から秋への季節の変わり目ということで、
五感を秋にチューニングするかのように
それぞれのスピーチから秋の感覚に想像を膨らませ、
ちょっぴり秋を先取りさせていただくことができました。
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休憩後、例会の後半、論評の部へと移行しました。
今回は2人の準備スピーチの方に2人ずつ論評者がつきました。
どの論評者も、良かった点と改善点をバランスよく説明しており、
スピーカーだけでなく参加者全員にとって大変参考になる論評の数々でした。
論評者が2人ずつ割り当てられたことで、
異なる視点でスピーチを評価し、アイディアを共有できたことも良かったです。
\本日の受賞者/
ベストテーブルトピックス賞:K木さん
ベスト論評賞:O江さん
ベストスピーカー賞:Y内さん
・・・ということで、今回も大変充実した例会となりました!
終了後は、スピーチを掘り下げたり、裏話を聞いたり、
美味しいスナックお菓子に盛り上がったりと、
会場の利用終了時間ぎりぎりまで楽しい時間を過ごしました♪
===スピーチが上手くなりたい人集まれ~~~!!!===
食べ物の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・スピーチの秋!
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